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2016年7月 6日 (水)

弁護士は毎年研修を受けています

弁護士は法律の専門職ですが、全部を知っているわけでもありません。また、法律は新たに制定されたり改正されたりします。そこで、弁護士になってからも継続的に研修を受けています。

日弁連が弁護士に行う研修が今月(7月)から無料になりました。若い弁護士も含め、各分野の勉強をしやすくするためです。ライブで講義を視聴できるだけでなく、過去にあった講義をネットで見ることもできますので、便利になったと思います。

私は、2009年に大阪弁護士会の研修委員長をしましたが、日弁連の研修副委員長も兼ねていました。その年に、研修の有料化の提案があり、私や大阪の委員会は有料化に反対しましたが、有料になりました。講義の全国中継などに費用がかかることが理由でした。私が反対したのは、弁護士になってからも法律の勉強をする必要があることと、弁護士会は高い会費を会員からもらっていますので、その還元として研修のサービスをすべきだと考えたからです。その後、見直しの議論があったようで、この度、無料に戻りました。大変良かったと思っています。

まだ、全国すべてで実現しているけではありませんが、大阪弁護士会の場合は、年間10時間(10単位)の研修を受けなければなりません。2007年に会則の義務になりました。講義はふつう1回2時間ですので、年間に5回以上講義を受けることになります。年に2回弁護士会から通知が届き、10単位になっていないときは、あと何単位受けるようにとの督促がきます。罰則はありませんが、弁護士会から勧告を受けることになります。皆さん忙しいので大変だと言う声はありますが、必要なことですので、会館に行きますと、大勢の老若男女の会員が研修に集まっておられます。

大阪弁護士会では年間約200の講義が開催され、それとは別に日弁連がテレビ又はネットで提供する講義が約50あります。弁護士は、そこから勉強したいテーマを選びます。

国民の皆さんに最新の法的サービスを提供できるように、弁護士会と弁護士は研鑽に努めています。(弁護士 松森 彬)

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