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2013年4月29日 (月)

文章を書くこと

弁護士や裁判官にとって、わかりやすい文章を書くことは大変重要です。

若いときは、文章を書くということに、それほど関心を払っていませんでした。意味さえ伝わればよいくらいに思っていました。先輩弁護士に直してもらい、また、他の人の書かれた文書を読み、巧拙いろいろあるのを知って、うまく文章を書くことの重要性を意識するようになりました。

その書面では何を伝えようとしているのか。必要なことは書けているか。構成は、適切か。そして、それぞれの文章は読みにくくないか、わかりやすいか。説得力はあるか。できれば、面白さや味があると、もっとよいのでしょうが。

私は、弁護士から裁判官を選考する委員会の委員長をしていますが、2年程前、ある応募者の選考で、選考資料として出していただいた裁判関係の書面、論文等がわかりにくいという意見が出ました。多数の外部委員が、裁判官の書面がわかりにくいのは困ると言われました。私は、そのとき、法律家はわかりやすい文章を書けなければならないことを強く認識しました。

文書の書き方については、いろいろ本が出ています。私も、何冊か読みました。小説家の書かれた本には、芸術的な表現をめぐって書かれたものもあります。そういう工夫もあってもよいと思いますが、法律家あるいは社会人として求められるのは、きちんと「伝える」ことです。その点で、新聞社の編集委員をしていた方の本が参考になると思い、今、事務所に来られている司法修習生には、その本を勧めました。

文章を書くことは楽しいですが、なかなかうまく書けません。この文章を書きながら、修行はまだまだ続くなと思いました(弁護士 松森 彬)

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